『うちのツマ知りませんか?』
お醤油を買いに行った妻が戻ってこない____ 熟年夫婦クライシスはある日突然始まる。
第25回手塚修虫文化賞短編賞受賞作家、野原広子の最新作。 地方の郊外に夫と暮らす吉岡ヨシ子55歳。 お見合いで結婚したヨシ子には、4つ年上の夫、康がいた。 はたから見れば、1男に恵まれ、経済的にも裕福なヨシ子だったが、ある日その康の前から忽然と姿を消す。 もちろん康には心当たりはない。息子に聞いてみても訪ねてきてないという。ヨシ子はいったいどこへ…? ある日ヨシ子の部屋のごみ箱から、破り捨てられたメモと電話番号を発見する康。この番号に何か手がかりが? おそるおそるかけてみると、思ってもないところにつながり、謎はいっそう深まるばかり…。 熟年夫婦の危機を描いた、野原広子初のクライムサスペンス。 最後のオチは、決して他言しないでください。
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